本当の気もち。

日々に追われているのです。
誰でもみんな。
仕事・学校・家事・育児。
お父さんもお母さんもボクもワタシも。

みんなそれぞれ、日々目まぐるしく生きてる。
でもたまに目にはいる路肩にひっそりと咲く花を見て
「きれいやなぁ」とか「よーし!」とか想う少々の余裕が大切なんよね。

先日、住吉神社能楽殿で山口洋大島保克のライヴがあったので観に行った。
こないだヒロシ&魚タンで来たときには本編に間に合わなかったので今回は最初から。
会場は寒くて凍えながら観てたけど、いいライヴでした。
ヤスくんの歌声にはホント震えてしまいます。
ヒロシのLIFE GOES ONの間奏では歌の内容とは関係なく、
相馬の海や、流れる雲、海辺を走る部活動の生徒たち、
砂遊びをする目の綺麗な少女とかが勝手に脳内に映ってました。
個人的にあと30分くらいは間奏続けてくれてもよかった。
相馬には行ったことがないですけど・・・。
行ったことないけど、人は想うことが出来る。
想像することが出来る。
オレが愛してるこの町が津波で流され放射能汚染されたら…
ウチの息子に外で遊べない理由をなんて説明すればいい?
天気が良いのに外でスケボー出来ないことをなんて説明すればいいのか。
子供たちは大人の事情でガマンして言うこと聞くしかできん。
オレは行ったことのない被災地を想う。
同情や哀れみではなく。
思いやりの第一歩は他人事を自分の事に置き換えて想うことだと思う。
人の想像力やアイデアに限界はない。
現地でありのままを見ることは大切だと思うが、
実際に見れない人もいる。
被災地に行ったことない日本人は1億人はいると思う。
でも人は想うことができる生き物です。
ジョンも言ってるように想像することは簡単なこと。
被災地で苦しんでる人を想い、少しでも何かできればいい。
日々の生活に追われながらも、路傍の花に目をやることができる。
大人の事情で作った原発を止めることができるのも大人にしかできない。
オレは人間も出来てないし善人でもない。
悪魔のささやきに振り回されたりもする。
美人がいたら鼻の下も伸びる。
きっと心も汚れてるかもしれん。
ブレまくってる人間です。
こんなオレですが、オレにはオレのサイズでやれることが出来たらいいと思う・・・。
ただ今、午前6時。
いつものように下のキッチンでは起きたばかりのおふくろが
冷たい水でお米を研いで家族のために朝食の準備をしてる。
今日はオレが代わってやるかな。
これが今のオレの本当の気もち。
略して本気。