サンタの行方。

間もなくクリスマス。
末っ子息子11度目のその日も信じてるようだ。
かろうじて。
周りには結構夢も壊れた子供たちもいるようで・・・。


「パパ、サンタさん今年なにくれるかな〜」
『何欲しいか手紙は書いたか?』
「まだ書いてない・・・」
『学校でサンタさんの話とかすると?』
「するよ。サンタはいるとかいないとか」
『みんなは何て?』
「◯◯くんはサンタを見た!とかいいよったし!・・・
でも△△くんはお母さんがプレゼント置いてたの見たとか言いよった」
『・・・その子の家には残念ながらサンタさんは来なかったから、可哀想になってお母さんがプレゼント買ってきたんやないかな』
「そっかぁ〜・・・。サンタさんってどうやってプレゼント持ってくるかパパ知っとる?」
『ん?どっやって来るんやろね。ウチには煙突ないしな。
一カ所だけ窓の鍵あけといたら、「ごめんくださ〜い」って入ってくるんやないと?』
「サンタさんが直接来るんやなくて、サンタさんの使いの妖精がプレゼント持ってくるんよ。」
『・・・そんなシステムなんか!?』
「その妖精はちっさくて魔法を使えるから壁をすり抜けて入ってくると。洋服はサンタの緑色バージョンで鼻が長くて靴の先がくるんってなっとーと。」
『・・・具体的やな。(つか、それに似たヤツがダンスするのを最近出回ってたFBで見た気がするが・・・)とりあえず早めにサンタさんに手紙書いとかんとね。』
ニンテンドーWii U(ゲーム→価格32,000円)がいいな♪」
『サンタはお前にはゲーム機は持ってこんよ。ゲームばっかりするってお見通しやから。』
「じゃあビヨンドマックスキング(バット→価格23,000円)って書く!」
『そのバットはチームにあるけん、サンタさんは持ってこなさそうよ。しかも高いやん。サンタさんに悪いやろ(汗)』
「なんでぼくんちには高いプレゼント持ってきてくれんの?友達んちはDSとかPSPとかもらってんのに・・・」
『・・・あのね、遠慮とか謙虚とかおぼえんといかんのよ(汗)まだわかんやろうけどね。何でも書いたらもらえると思って高いもの頼んだら、大人になってその分欲しいものが手にはいらなくなるかもしれんからね・・・。サンタさんはその辺もちゃんと見ようと。』
「じゃあ、いくらまでやったら頼んでいいと!?」
『・・・まぁプレゼントは値段やないけど、安いくらいの頼んだほうがサンタさんも「この子は我慢できていい子だねぇ」ってなるんじゃないかねぇ。』
「・・・・・。」


しばらく考えて書いた手紙。

▲バッティンググローブ(価格3,150円)


・・・お前はいい子やね(笑)
きっと将来幸せになるよ。
サンタさんは見てるから。