ルーツ。

オレの親父は若い頃サラリーマン時代を経て、魚類の剥製を作ったり貝殻を売ったりする商売をはじめた。
その後は麻雀店を経営。
オレのお袋は滋賀県甲賀がルーツ。
旧姓も「服部」という。
忍者系?
服部のじいちゃん(オレの祖父)は福岡天神で銅の叩き出し職人。
渡辺のおじいちゃんは、闇市から続く魚屋だった(以前たまけんにも記載した名物じいちゃん)
そのおじいちゃんの、お父さんやひいじいちゃん達はどんな名前でどんな仕事やったんやろうか?
そのまたおじいちゃんはどんな人生だったのか(ややこしいな)
徳川幕府の時代にはどんな風に暮らしてたのか。
平安時代にはどんなだったか。
中にはひどい人もいたろう。
壮絶な死に方した人もいるのかもしれん。
人のために一生懸命だった人もいたかも。
凄い職人だったりした人も、モテモテの人だった人もいたかも。
その以前のことは今となってはわからない。
じいちゃんが生きてる間にせめてじいちゃんのじいちゃんの事くらい
聞いておけばよかった。
先祖のことを考えてたら、広大なスケールになってくる。
由緒正しい血筋の家系であれば、家系図があったりするだろうけど、
そんなものがない家系にとって先祖を想像するのは
宇宙のことを考えるに等しい。
間違いないのは先祖の皆さんがいてオレがいるということ。
ありがたや。ありがたや。
脈々と流れてきてる先祖の血。
ルーツとは命と愛の連鎖。
オレの息子の息子の息子の孫なんて絶対逢えないし。
現在渡辺家の最末端の息子(9歳)は今リコーダーで「聖者の行進」を狂ったようにリピート演奏していますよ。
いつまでもこんな平和な日々に息子達の息子達も暮らしていてほしいもんです。
オレの息子らも先祖らも愛おしい今日この頃。

▲真ん中がオレです。息子(9歳)にそっくり。